賃貸のお部屋を退去するときに行う立会いは、初めてだと何を見られるのか不安になるものです。傷や汚れを指摘されたらどうしよう、費用がかかるのではないかと、心配になる方も多いでしょう。鴨池や真砂、県庁周辺など、鹿児島市内でも転勤や進学、住み替えで退去を迎える場面はよくあります。この記事では、立会いで確認することと、原状回復の基本的な考え方を、やさしく解説します。
立会いでは部屋の状態を一緒に見る
立会いでは、管理会社や大家さんと一緒に部屋を見て回り、入居したときと比べて変わったところがないか確かめます。壁や床の傷、汚れ、日焼けの様子などを順に見ていきます。ふだんの暮らしの中で自然に付く変化と、使い方によって生じた傷や汚れは、分けて考えるのが基本です。この考え方を原状回復といい、元の通りに戻すという意味だけではなく、暮らしの経過をふまえて話し合うためのものです。
原状回復とは、借主の故意・過失などで生じた傷や汚れを元に戻すことです。年月がたつことによる傷み(経年変化)や、ふつうに使って生じる傷み(通常損耗)は、借主が元に戻す義務の対象に含めない、という考え方です。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」があり、2020年4月施行の改正民法でも明文化されました。(確認日:2026年11月5日/確認先:国土交通省)

気になる場所がある場合は、立会いの場で率直に伝えておくと安心です。自分で隠したり、無理に直したりしてしまうと、かえって話が分かりにくくなることがあります。写真を撮っておくのもよい方法です。
設備の動きと鍵の確認も大切です
部屋の見た目だけでなく、設備の動きも試します。水道の水の出方、お湯の出方、換気扇や照明、エアコンなどの様子を一緒に確かめます。住んでいる間は気づかなかった小さな不具合が、立会いで見つかることもあります。調子が気になっていた場所があれば、事前にメモしておくと伝え漏れを防げます。
鍵の本数を確かめることも立会いの大切な仕事です。入居のときに受け取った鍵をそろえて返し、合鍵を作っていた場合はその分も伝えます。郵便受けや自転車置き場など、部屋の外で使う場所の決まりも合わせて確認しておきましょう。それぞれの賃貸住宅で、共用部分の使い方に決まりがあるため、最後まで気持ちよく過ごすためにも大切な確認です。
書類は内容を読んでからサインする
立会いの終わりには、確認した内容を書類にまとめ、サインをすることがあります。費用がかかる場合は、その理由や分け方について説明を受けます。よく分からないままサインせず、気になるところはその場で質問してください。説明を聞いて納得してから手続きを進めることが、後からの行き違いを防ぎます。
一般には、立会いの後に費用の内訳が分かりにくく、不安なまま過ごしてしまったという声があります。書類のコピーをもらい、問い合わせ先を控えておくと、後からでも落ち着いて確認できます。引っ越し作業で忙しい時期ですが、最後の確認ほどゆっくり進めることが大切です。
まとめ
退去全体の流れは、賃貸を退去するときの流れをご覧ください。
退去の立会いは、傷や汚れを一緒に見て、設備の動きを試し、鍵の本数を確かめ、書類を読んでからサインする、という流れで進みます。原状回復は、暮らしの経過をふまえて丁寧に話し合うための考え方です。不安なことがあれば、一人で抱え込まずに相談してください。
睦和商事では、賃貸の退去や住み替えについてのご相談もお受けしています。売却を考える場合も、最初のご相談・机上査定・現地確認査定は無料です。真砂本町の店舗まで、お気軽にお電話ください。電話は099-253-3730です。新しい暮らしへの一歩を、気持ちよく踏み出せるようお手伝いします。
